«シュウの一日２»

○月△日　水よう日　天気　はれ


おはようございます。シュウです。




ママのお腹がきのう、大きくなりました。

話しかけてみたら、小さく返事が聞こえた気がしたよ。

弟かな、妹かな？




ぼくの部屋のぼくの使っていたベビーベッドは、そのままおいておくことになりました。

お金がないからしかたないけど、せまいなあ。




ぼくは今日、算数のテストで学校でいちばんをとりました！

急いでパパにお知らせしなきゃ！




ギーコギーコ（パパ筋トレ中）

シュウ「パパ！見て！」




シュウ「算数のテストでぼく一番になっちゃった！すごいでしょ！」

オルク「おー！よくやったな！」




シュウ「パパが教えてくれたおかげだよ！えへへー」

オルク「すごいなシュウ！本当に俺の子か？」

パパの最後の一言はナンセンスだと思いました。

でもすっごくよろこんでくれて、ぼくはとってもうれしかったです。




ママは赤ちゃんがいてつかれて寝ちゃっているので、

パパがごはんを作ってくれました。




今日ぼくはアシュリーちゃんというお友だちをつれてきたので、

パパははりきってスパゲティーを作ってくれました。

パパは一人ぐらしが長かったから、ごはんを作るのは得意になったんだって。

オルク「ほら、できたぞー」





アシュリー「シュウくん、今日学校で一番とってたね、すごいね！」

シュウ「ありがとう！パパに教えてもらったんだ！」

オルク（シュウはいい子に育ったな･･･）

パパの作ったスパゲティーはちょっとかたかったけど、おいしかったです。





そのあと、ぼくはアシュリーちゃんとチェスをして遊びました。

アシュリーちゃんも学校でとっても頭がいいので、すごく苦戦しました。




アシュリーちゃんはお父さんが迎えに来て、帰ってしまいました。

夜、ママが起きてきて、パパがおなかの赤ちゃんに話しかけていました。

ぼくは自分で作ったパンケーキを食べながら、なんだかちょっとさみしい気持ちになりました。

でもお兄ちゃんになるんです。

ぼくは強くならないといけません。