2007 |
01,03 |
«公園でデート»
ある休日の朝のこと。
彼はあることを決意しました。
そしておもむろにベッドを出ると、電話をかけました
「もしもし、うん。俺だけど・・・今日時間あるか?」
オレオレ詐欺ではありません。
そうして呼んだタクシーに乗り込みました。
着いた先はプリーザントビューの町に唯一ある公園。
後部座席から降りてきたのは気になるあの人。
そう、今日は彼女に正直に気持ちを伝えようと決心したのです
「綺麗なところだね~こんな公園あったんだー」
にこにこと笑うアイラの笑顔がまぶしくて平静を装っているオルクもドキドキです
まずはおいてあったチェスで遊ぶ二人。あなたたち一体いつの時代の人ですか
それはともかく、チェスで会話も弾む二人(ほんとに?)
小腹が空いたら腹ごしらえ。アイラのためにオルクがホットドッグを焼き始めました
ちょっとハラハラ心配だったけど、意外と無事に焼けてました
おっと、空気が読めない女性が二人いますな
赤毛の女の子、プリーザント家のアンジェラちゃん
もう一人は何を隠そうアイラさん。アンジェラちゃんの隣に座ろうとしてまあ
デートなんだからさ、わざわざそんな遠く座らなくても
オルクの姿勢のよさがなんだか悲しいです
アイラさんが食べ終わったのを見計らって、オルクはアイラさんに声を掛けました
「腹も膨れたことだし、ちょっとベンチで休憩しよう」
「うん、いいよ~♪」
さて、ベンチに腰掛けた二人
どことなーく緊張した雰囲気が流れます(たぶんアイラさんは気付いてない)
「俺さ、今日実は話があって呼んだんだ」
「話?なにー?」
「あのな、えーと」
・・・
「お・・・俺と」
「うん?」
「お・・・・俺としてはお化けを信じてるんだけどお前どう思う?」
「???・・・この間信じてるって言ってたじゃん私」
「おう、そうか」
ああじれったいです。じれったい!
だんだん話の雲行きが怪しくなってきたふたり。
アイラさんがちょっと機嫌損ねちゃっています。
それをフォローしていくうちに、徐々に会話が弾み、なんだかんだでいい雰囲気になってきました
そうこうしてるうちにとっぷりと日が暮れて
今度こそチャレンジ。頑張れオルク。天然さんは落とすまでが難しそう(そういうこと言うな)
「俺と付き合ってくれませんか?」
直球で言った!!
「うん・・・ん?」
意識して聞いてなかったアイラさん。
「えっ!?今なんて!?」
「いや、一回で聞き取れよ」
オルク、照れくささからちょっと突っ込みいれてごまかしてます
「ゴホン、俺と付き合ってください」
「あ、ハイ・・・」
照れながら返事をするアイラさん
そんなわけでとりあえずめでたくカップルとなった二人。
あっという間だったような気もするけど・・・
まだまだ始まったばかりです
でもお幸せに
そしてまだまだ続きます(なんか今回妄想台詞ばっかりで恥ずかしかったわたし!!)